農民層の階層区分について 2
第一は、やはり兼業という点、それから小農制、すなわち小土地所有制という点を一つ押さえるということ。
もう一つは、組織がないという点での前提、というものが必要だと思います。
ただ、その組織がないということは、逆に今度は巨大な農協組織があるという裏面(そちらの方が正面かも知れませんが)がある。
農民自身の組織はないが農協の組織はある、といった点も考慮に入れなければならないと思います。
農協を何らかのかたちでとらえない限り農民の組織というのは、全日農の段階ではとらえきれない。
もう地域的に東北の一部、北越というような所に限られてしまっているのが実状であるわけです。
要するに米をもって日本の農民組織=全日農組織ができているということの裏返しでしかないわけですが、米を中心にしてしかそういった組織が存在しないということであります。
ところで労農同盟というのは、日本の大きな革命、ないしは革命でなくとも生活権の保護という点において、本来労働運動の側からまず提起されるべきものであると思います。
労働運動の方も、今や農民運動の必要性を認めなければ労働運動の方で、企業別に組織されてしまった労働組合というかたちではもはや上下組織の中でしか活動ができないということです。