農民層の階層区分について
もともと農業問題ということば自体、カウツキーの、ドイツ社会民主党が農民層を把握しなければならない、という発言から出たわけですから・・・
そういった同盟というような考え方が基礎にあってそれで階級区分論が、大農-中農-小農、ないしは富農-中農-貧農、という格好になってきたと思うわけです。
しかしそれは戦前の段階、特に土地の所有権というものが大土地所有権というかたちで成立しており、さらにその農村が閉鎖的な一つの社会体系をもちえます。
そういったときに農村内部の階級構造というものができる、ということです。
・・・例えば、ロシアであるとか、中国であるとか、といったところにおいてはこの階級区分というものが意味を成していますが・・・
先進的な資本主義国の日本」ということになりますと、少なくとも戦前の段階においてはそれが言えたとしても戦後、特に農地改革を経て、さらに高度経済成長を経た段階においては・・・
もはやそういった区分論ができる社会情勢自体が失われている、と考えられます。
それではどのようにして新たなフレームワークを設定しなければならないかという問題になります。