« 2011年01月 | メイン | 2011年03月 »

2011年02月 アーカイブ

色彩史 6

バラはやはりバラで、あくまでバラであり、しかもバラであり、結局バラなのだ。


――ガートルード・スタイン


アメリカの知識人たちが好んで引用する女流作家ガートルード・スタインの右の名文句は、どんな名で呼ばれようと、バラはバラであることに変りはないといっているのです。


彼女は、アメリカ人としては、おそらくピカソの天才を発見した最初の人物のひとりであり、そして、まだ無名の貧乏画家だったピカソを支援した初期のコレクターのひとりでもあったということで、彼女のこの言葉は、それなりの説得力をもっています。


ピカソも、いかにも青年期の彼らしい力強い表現で、当時のガートルード・スタインの肖像を描いています。


ある人がこの作品を見て、あまりモデルに似ていないといったら、彼は


「そのうちに彼女のほうが似てくるさ」


・・・と答えたというエピソードが伝えられています。


その作品はいま、ニューヨークのメトロポリタン美術館にあります。


どんな名前で呼ばれようと、色は結局色です。


赤はあくまで赤であり、青はやはり青なのです。

About

2011年02月にブログ「お菓子と栄養」に投稿されたすべてのエントリです。新しい順に並んでいます。

前のアーカイブは2011年01月です。

次のアーカイブは2011年03月です。

他にも多くのエントリがあります。メインページアーカイブページも見てください。

管理人のお気に入り